よくあるご質問

Q.今まで障害福祉サービスを利用したことがありません。どのような手続きが必要ですか?

生活介護サービスを受ける場合、【障害程度区分3】以上が必要となります。まず始めに市役所障害福祉課にて障害福祉サービスの申し込み、併せて障害区分
の認定を受ける手続きを行います。後日、区分認定調査を実施し、障害程度区分が確定となります。

Q.諸事情で長年このようなサービスを使っておらず、自宅で過ごしていました。そんな状態でも利用は可能ですか?また、どのようなアプローチからスタートするのですか?

はい、利用は可能です。
弊社の生活介護サービスを利用されている方の2割は、短くて6ヶ月間、長くて2年以上サービス利用をされずに在宅で親御さんがお世話をされた方です。
その方の心身の状態及び、障害特性に合わせて始めは短時間からの利用をお勧めしています。その後、定期的に様子を見ながら、利用時間を長くしていくアプローチで対応しています。
例えば、Jさん(男性)は2年間在宅で過ごされ、生活リズムが崩れていました。弊社のサービスを利用するにあたり、最初は車から降りることも出来ませんでした。少しずつ時間をかけて、ケアをし、まずは玄関に入ることが出来、さらに10分ほど一緒に過ごすことが出来ました。2ヶ月かけて現在では3時間を建物で過ごし、活動することが出来るようになりました。その方に合わせた無理のないアプローチを提案させていただきます。

Q. 施設見学は可能ですか?

はい、可能です。
弊社の生活介護サービスを利用されていらっしゃる方のほとんどが周囲の環境や変化に敏感な方です。
弊社としては最大限、利用者様へ配慮したいと考えておりますので、施設の見学は主に、応接室で事業及びサービスの概要説明が中心となります。実際の利用者さまの
作業風景等についてはタブレット等の映像でご説明します。
また、年に2回、活動終了後の時間帯を利用して、施設見学会を実施しております。ワークシステム、余暇活動、環境設定など弊社が心掛けているサービスを披露しておりますので、見学会を有効活用していただければ幸いです。

Q.評価アセスメントのみの利用は可能ですか?

はい、大丈夫です。評価アセスメントのみという方には7,000円(レポート付き)でご提供しています。

Q.地域移行トレーニングとはどんなトレーニングですか?

弊社が運営している自閉等スペクトラム特化型生活介護事業所Kaiは日中の通所サービスです。
現在利用されている方全員の保護者さまは将来設計に対して強い関心をお持ちです。その将来設計とは在宅(親)から独立した居住体制です。
将来は、入所施設やグループホームを希望されている親御さんが多くいらっしゃいます。弊社も将来的には自閉症スペクトラムに特化した居住サービス事業を展開していきたいと考えています。
そのためには利用者さまご本人にも入所施設及びグループホームで生活できる最低限のスキル習得が求められます。ある程度自分で洗髪、洗体できるか、洗濯機を操作できるか、衣類をたたむことが出来るか、休日に心身をリフレッシュ出来る余暇を持っているのか、また生活リズムを崩さずに過ごせるか等々。
たくさんのスキルがあり、今の段階から将来を見据えたトレーニングをプログラムとして提供しております。

Q.サービスの対象者はどのような方ですか?

弊社は自閉症特化型生活介護事業所という看板を掲げておりますが、利用者さますべて自閉症の方ではございません。
場面緘黙の方もいらっしゃいます。自閉症支援(環境や視覚的な設定を個々のスタイルに合わせる調整=構造化)に有効な方であればどなたでも弊社の提供するサービスがマッチ出来ると思います。

Q.どんな方が利用されていますか?

利用されている方の平均年齢は27歳です。利用日数については個々の状態に合わせて週3日利用の方もいれば週5日利用の方もいらっしゃいます。
サービスを利用される7割の方は直近ではサービス利用されずに、在宅で保護者様がお世話をされた方です。
また、現在他事業所の生活介護事業サービスを利用されている方で不適応行動が目立っているため、事業所を変えたい、自閉症に特化したサービスを受けたいという方も多数いらっしゃいます。
落ち着いて過ごされていて今すぐの利用ではないが、いずれは専門的なサービスを受けたいと検討される保護者様もいらっしゃいます。

Q.昼食はどのようにしていますか?共働きしているため、昼食を作るのが負担に感じています。

弊社では外注弁当で対応しております。月間献立表もございますので、自閉症の特性で強いこだわりや苦手なメニューや食材が入っている日には、保護者様が手作り
の弁当で対応される方がいらっしゃいます。また、おかずのみ注文し、自宅からご飯を持参される利用者様もいらっしゃいます。

Q.送迎はどの地域まで対応していますか?

基本的に秋田市内であれば対応可能ですが、現在多数の方が送迎を利用されているため、ルート、時刻等の調整が必要になります。ご相談いただければと思います。
由利本荘市、潟上市などの送迎は対応しておりません。

Q.イベントや日帰り旅行などのレクリエーション企画はありますか?

弊社が大切にしたいことは将来を見据えたトレーニングです。
入所施設、グループホームでの生活を目指し、必要なスキルを身に付けることを重点としています。その中でも余暇のスキルは重要です。
休日に心身をリフレッシュして過ごせるための余暇スキルの習得を目指しています。
日帰り旅行等は年に1回程度企画していますが、障害特性によっては外に出てお出かけすることが難しい方もいらっしゃいますので、個別に余暇スキル習得のためのサ
ービスを提供しています。月1回はファミレス等で外食をし、地域の中でお出かけする機会を提供しています。

Q.オプションで入浴などありますが?

入所、グループホームや在宅でも自分で出来ることがあると様々な可能性が広がります。その中でもシャワーの使い方、身体や髪の毛の洗い方など障害特性に合わせ
てイラストや写真を用いて視覚的に手順書を作っての入浴支援を行います。培ったスキルは一生ものですので、様々な場面に応用できることを目標としています。