どんなに行動特性やこだわりが強くても、少しの工夫で地域での生活は可能です
自閉症スペクトラムのYさんは重度の知的障害と強い行動特性を併せ持っています。Yさんは数字の理解が出来ませんが、赤→赤、青→青など色のマッチングは得意です。
そんなYさんは利用時におにぎりを温めて食べます。それまではスタッフがレンジで温めて提供していましたが、Yさんの生活の幅を広げるため、電子レンジの操作にチャレンジしてみました。おにぎりを500Wで1分温めます。数字は苦手です。
でも色のマッチングが出来ることを応用して赤のシールを貼り、赤と赤を合わせることで電子レンジの操作が出来るよう取り組みました。
マッチングを活用してちょっとした工夫をすることでYさんは電子レンジを使用することが出来ます。どんなに行動特性やこだわりが強く、重い方でも少しの自立スキルがあるだけで地域での生活は可能です。私たちは生活の隅々に自閉症支援が行き届くこと、そして自立に向けたサポートを日々の地域移行プログラムで提供しています。
お客様や関係者様から当施設を推薦いただいています
絵カード等のツールを使って、言葉がなくてもツールを使って
自分の気持ちを表現できるようになりました
絵カード等のツールを使ってのコミュニケーション指導をしていただき、言葉がなくてもツールを使って自分の気持ちを表現できるようになりました。
それ以降、自傷行為(息子の場合は自分で手を叩きつけて傷つける行動)が無くなりました。
佐藤さんはとにかく丁寧に障害特性に合わせたアプローチをしていただきました。
今後、佐藤さんの自閉症特化型事業の取り組みについて心から応援します。
佐藤さんのサポートにより、息子のこだわりは尊重しつつ、現在、トラブルは減っています。
障害特性のため、強いこだわりを持っている息子です。時々、強いこだわりが原因で周囲とのトラブルに発展し、親としては将来の不安な気持ちが大きくなっていきました。
そんな中、佐藤さんのサポートにより、こだわりは尊重(保証)しつつ、息子の障害特性と周囲の人との環境を上手く調整していただいたお陰で、現在、トラブルは減っています。
改めて、障害の特性に合わせたアプローチが重要であることを教えてもらいました。
そんな佐藤さんがこれから秋田でやろうとする自閉症特化型サービスによりたくさんの親御さんや当事者が穏やかな生活が送られると思います。これからの頑張りに期待しています。
推薦者の声
自閉症の人たちとそのご家族にとって、なくてはならない
「存在の居場所」として、ますますのご活躍に期待しています
「秋田にもこんなに素敵な支援者の方がいらっしゃるんだ…」
佐藤さんとの出会いはそんな印象からでした。
優しい眼差しの奥には強い意志を持っておられます。
自閉症の人たちは世界中で一番生き難い人たちです。
多くの私たちとは「違う文化」の中で生きています。
だからこそ「自閉症支援を生活のすみずみに」行き渡らせる社会になることを願い続けています。
その願いを秋田の地で「自閉症特化型」の事業所を作る決断をして下さいました。
大きな勇気と覚悟が必要だったでしょう。
有り難いことだと感謝しています。
事業所名の「OHANA」とは「家族」と言う意味だそうです。
そしてまた「世代を超えて永々と続く」という深い意味があるそうです。
自閉症の人たちとそのご家族の地域に無くてはならない「存在の居場所」として、
ますますのご活躍に期待しています。
おめでとうございます。
「自閉症の方が穏やかに生活できる体制を作りたい」と
いう志に強く心を打たれました
株式会社NEXT.Com 代表取 締社長 前田 淳裕氏 (青森県八戸市)
僕は現在、NPO法人夢では副理事長を、株式会社NEXT.comでは代表取締を務めています。
どちらの法人も自閉症スペクトラムの支援に特化した事業形態を取っています。
自閉症の方のライフデザインの一環として児童発達支援・放課後等デイサービスから、成人の方を対象とした生活介護事業を展開しています。
また、株式会社では暮らしを支えるためのグループホームとヘルパー事業、余暇支援のための行動援護事業を運営しています。
どちらも、地域での暮らしを支えるための包括的なサービス作りを目指しています。
その中で僕が講師を務める研修会やセミナーに、他県から熱心に参加していたのが佐藤さんでした。
佐藤さんは自閉症スペクトラムに特化したサービスを秋田で展開し、自閉症の方が穏やかに生活できる体制を作りたいという志を持っていることに強く心を打たれました。
県は違いますが、同じ志を持つ仲間を応援したいと思い、コンサルテーションという形を通して一緒に考え、取り組んでいきます。
科学的根拠に基づいた必要な支援を受けながら自閉症スペクトラムの方が穏やかに・・・。
そして、親御さんが住み慣れた地域で安心・心配のない地域づくりを実現していくためにお手伝いしたいと考えております。
秋田でも、自閉症の方々が穏やかな生活が送られる
支援体制を構築してもらいたいと期待しています
「自閉症支援を生活のすみずみに」が、私たち自閉症eサービスの活動理念であり、事業の目的です。
自閉症支援を一部の専門家が扱う研究対象ではなく、一人ひとりが実際に生活している現場で担うべきものだと思うからです。
そこには、家族がいて、地域があり、支援スタッフが対峙し、行政や制度がそれを支えていることでしょう。
もちろん自閉症の人は当事者としてそこにいます。
私たちの仕事は、そうやってお互いの相互作用と協働活動を通して発展し、生活のすみずみに自閉症支援が広がっていくことを願っています。
自閉症eサービスの実践は、未来に開かれています。
そこに道路があり電気やガスが流れてくるように、自閉症支援が生活のすみずみにいきわたることが、私たちが描く未来の姿です。
秋田でもこの取り組みを実践され、自閉症の方々が穏やかな生活が送られる支援体制を構築してもらいたいと期待しています。
※一部、コメントの内容をwebサイトより引用させていただきました。